【弱視って何?近視との違い】
こんにちは。
市川市市川のメガネ屋・オオクシメガネの大串です。
眼科でお子様の検査を担当することも多々あります。
その中で親御さんに「そもそも弱視とは?近視で見えない子との違い」ということをご質問いただきます。
今回はそちらの違いについてお話いたします。
まずそもそも弱視とは何か?
【弱視とは】
目の成長期に何かしらの邪魔が入り、正常に視力の発達ができないため眼鏡をかけても正常な視力(1.0以上)が出ない状態です。
近視の子との違いはここです!
近視により見えにくくなった子は、メガネをかければ(1.0以上)見えるようになります。
視力は言葉などと一緒で、成長に伴い段々と獲得できるものです。
生後直後の視力は0.1以下ですが、急激に発達していき1歳6か月をピークに3歳頃までに大人と同じくらいの視力まで成長します。
その後10歳くらいまでは視覚の影響を受けます。
ではなぜ上手く成長できず弱視になってしまうか?
原因は様々です。
【発達を阻害する原因】
1) 強い遠視や乱視(屈折性弱視or経線弱視)
2) 左右の見え方の差が大きい(不同視弱視)
3) 斜視(斜視弱視)
4) 先天白内障や眼瞼下垂など(形態覚遮断弱視)
主な原因としてこれらが挙げられます。
基本的な治療方法として眼鏡装用がほとんどですが、症状に合わせてアイパッチや輻湊訓練などもあります。
小さいお子様は見えにくいなど自分で症状を訴えられません。
特に弱視の子にとってその見え方は普通のことなのです。
お子様に以下のような症状はありませんか?
1) 顔を傾けて物を見る
2) 片目をつぶる
3) 異常に眩しがる
4) 目を細めて見ることが多い
5) 視線が合わない
6) 片目だけ違う方向を見ている(常時or時々)
このような症状がありましたら一度眼科受診されることをおススメいたします。
何か気になる点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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